2026/03/17

【修理事例】MacBook Pro M1 Proにコーヒーをこぼして電源が入らない — データごと復旧できました

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「MacBookにコーヒーをこぼしてしまい、電源が入らなくなった」

今回はそんなご相談をいただいた、MacBook Pro 14インチ M1 Pro(A2442)の修理事例をご紹介します。

MacBook Pro M1 Proのロジックボード — 今回修理を行った基板
今回お預かりしたMacBook Pro M1 Proのロジックボード

何が起きた?

お客様がデスクで作業中、うっかりコーヒーをキーボードの上にこぼしてしまったそうです。

すぐに電源を切って拭き取ったものの、翌日には電源が全く入らない状態に。充電器をつないでもランプすら点かない。

Apple Storeに持ち込んだところ「基板ごと交換が必要。データの保証はできない」と言われたとのこと。

仕事のデータが入っていて、どうしてもデータを残したまま直したい。そんな思いで当店にご連絡いただきました。

当店での診断

MacBook Pro基板の腐食箇所 — コーヒーによる腐食跡
基板を拡大すると、コーヒーが侵入した跡(青緑色の腐食)がはっきりと確認できた

MacBookを分解して基板を顕微鏡で確認したところ、やはりコーヒーが内部まで侵入していました。

写真のように青緑色の腐食が広がっており、充電に関わる部品が3箇所ショートしていました。これでは充電器を認識できず、電源が入らないのも当然です。

ただし、データが保存されているチップ自体は無事。「直せる」と判断しました。

修理内容

水没により腐食したMacBook Proの基板チップ周辺
液体が侵入した箇所を特定し、故障した部品だけを一つずつ交換していく

Apple Storeでは基板ごと交換するため、データが消えてしまいます。

当店では壊れた部品だけをピンポイントで交換します。今回は以下の修理を行いました。

  1. 充電器を認識するためのICチップを交換
  2. 電源回路の部品を2箇所交換
  3. 基板全体を専用の超音波洗浄機でクリーニング

結果

修理完了したMacBook Pro M1 Proのロジックボード
修理完了後のロジックボード。すべての回路が正常に動作していることを確認

修理完了後、電源を入れるとAppleロゴが表示され、いつも通りのデスクトップが復活

写真も書類も、すべてのデータが無事でした。お客様からは「諦めかけていたのに、本当に助かりました」とのお言葉をいただきました。

もしMacに水をこぼしてしまったら

慌てず、以下の手順で対処してください。

  1. すぐに電源を切る
  2. 充電ケーブルを抜く
  3. 逆さまにして水を出す
  4. ドライヤーはNG(熱で内部の腐食が進みます)
  5. できるだけ早くご相談ください

時間が経つほど基板の腐食が進んでしまい、修理が難しくなります。「電源を入れてみよう」は絶対にやめてください。


AIDEでは全国から郵送での修理を受け付けています。

Apple Storeで「修理不可」「データは諦めてください」と言われた方も、まずはお気軽にご相談ください。当店では、壊れた部品だけを修理することで大切なデータを残したまま復旧させます。

修理のご相談はこちら / 電話: 096-200-5000